手段と目的

昨日の新聞で、韓国の朴槿恵大統領が条件付きで辞任するとのニュースがトップに載っていました。
どうやら野党は反発しているようで、弾劾を避けるための時間稼ぎだと批判しているようですね。

あまりお隣の国の内政に興味はないので詳しくは知らないのですが、見出しだけを見ると
「野党は何を目的として弾劾にかけようとしていたのかな?」と思うのです。

どうやら弾劾に掛ける場合と、大統領が付けている条件とを比べると、最短での辞任時期が違うことは間違いなさそうですが・・・

ここでの目的は何なのか・・・そのための手段としては?と言うことを考えると、どうなのかな?と思ってしまうのです。

さてさて、ボクは学生の時ひとり暮らしをしておりまして、移動は専ら原付バイクでした。
そこでいつも不思議に思っていたこと・・・それは交通違反の取り締まりです。

ボクも学生時代4年間に何度もつかまりました(^^;)
納得できる場合も納得できない場合もあります。
納得できない場合、イチ善良な市民はとても無力なのです・・・仮に警察官が事実無根のでっち上げをしても・・・まぁこの辺で(^^;)

例えば、大阪には跨線橋・跨道橋と言われる道が数多くあります。
鉄道が走っているところや大きな交差点がある通りで、大きな道路と交差することを回避するために橋が架かっています。車はその橋を通ることで、踏切や信号を通らずに済むわけです。
でも、多くの跨線橋・跨道橋は原付バイクの通行不可になっているのです。
問題はその取り締まり。

橋を渡り終えたところで待っているのです。
なぜでしょう?捕まえるためです。

では交通違反の取り締まりの目的は何でしょう?交通事故を減らすためですね。警察官に問いただしたこともあります(^^;)
交通事故を減らすためであれば橋の手前で取り締まる、注意を促せばいいと思うのです。
ちなみに、ボクは跨線橋・跨道橋を通ってつかまったことはありません( ̄ー ̄)ニヤリ

ココで、手段と目的です。
確実に間違えていると思います。取り締まるために取り締まっています。

業務システムの構築・導入でも同じことが言えます。
プロジェクトが進んでくると、また時間が経過すると、当初の目的がどんどんぼやけてくることが多々あります。
話が大きくなって来れば来るほど、当初の目的から外れ、矛盾した代物が出来上がってしまいます。
多くの場合、高額な費用を払って構築したシステムは使われないシステムとなります。

常に方向性を正し、最適な仕組みを作ることのできる仕組みが必要ですね。

前の記事

コンビニは最先端

次の記事

誰のための提案?