こどもの能力
今朝は寒いですね、日中は昨日よりも暖かくなるようですけど・・・
さて、今日はプログラミングスクールのお話
シャハルのプログラミングスクールでは、プログラミングを学ぶことを通して、プログラムをできるようになること
もちろんそれも大切ですが、「考えるチカラ」をはぐくむことを主眼に置いて運営しています。
「あれ取って!」
人の世界ではこれで伝わりますよね。
その場の空気で、だいたい分かります。
でも、プログラムではそうはいきません。
何を?
誰に?
「よしむらくん、机の上のボールペン取って!」
何本?
「よしむらくん、机の上のボールペンを10本取って!」
机の上にはボールペンが7本しかありません。
「よしむらくん、机の上にボールペンが10本以上あれば、10本取って!10本より少なければ、あるだけ取って!」
そもそも机の上にボールペンがあるか分かりません。
「よしむらくん、机の上にボールペンはある?」
YES→
「机の上にボールペンが10本以上あれば、10本取って!10本より少なければ、あるだけ取って!」
NO→
「じゃあいいや」
ココまで正確に伝える(プログラミングする)ことをしなければ、コンピュータは動いてくれません。
でも
「え~イヤ!」
とか
「・・・(無視)」
とか言う、うちのムスメのようなことは絶対ありません(笑)
正確に指示を出せば、正確に動いてくれます。
こういったことを積み重ねることで、どういった場合にどういった指示を出せばいいのか、しっかりとした答えが出てくるのです。
プログラミングには答えがたくさんあります。
先ほどのボールペン
「よしむらくん、机の上にボールペンがなければ、何もしなくていいや」
「よしむらくん、机の上にボールペンが1本あれば、それ全部取って!」
「よしむらくん、机の上にボールペンが2本あれば、それ全部取って!」
・
・
・
「よしむらくん、机の上にボールペンが10本あれば、それ全部取って!」
「よしむらくん、机の上にボールペンが11本以上あれば、10本取って!」
と言った指示の出し方もできます。
答えは何通りもあり、書き手の考え方ひとつでどういった答えにもなります。
さてさて、昨日のスクールでのこと
「考えるチカラ」を付けるためのツールを導入しようと思い、スクール生について来ていた小学2年生の子に試しにやってもらってみました。
1番簡単な部分から・・・ゲラゲラ笑いながら楽しそうにやってくれました(^^)
その姿に、スクール生である5年生のお兄ちゃんも興味津々
俺もやる!と言って食いついてきて、チャレンジ!
やり方が分かれば簡単な問題はすぐに解け、応用問題
「コレな~先生2時間くらいかかったんよ!」
「え~先生でも2時間!?」
しばらく放置
「できた!!!!」
「え~そんな訳ないやろ~」
できちゃっていました・・・(^^;)
ものの15分くらい?
驚異的なスピードです!
こどものうちからこうやって頭をしっかり使う訓練をしていれば、ボクら大人ではできない、柔らかい考え方ができるのかな?
なので、いろんな方向から見ることができて、結果、答えを導き出すことができたのだと思います。
ただ、ムスコの小学校で春にあった学年懇談会で学年主任の先生が言われたことば
「想像力は大人の方がある。世間体などのたがを外す」
だそうです。